相場より高く売却するには、購入希望の方に条件の割にお得と感じてもらうことが鍵です。
今回は、不動産のお買い得感の出し方と伝え方についてお話します。
不動産のお買い得感の出し方と伝え方
売却希望のあなたは不動産がそのひとつだけですが、購入希望の方は市場にでている不動産の中から「良いものを安く買いたい」と思っています。
「安い=良い」わけではなく、「条件の割に安い不動産」が欲しいのです。
つまり、あなたの不動産に条件の割にお買い得と感じてもらう必要があります。
パートナーとなる不動産会社さんにあなたの不動産の良さを語る
そこでまずやるべきことは、不動産を紹介してくれるパートナーとなる不動産会社さんにあなたの不動産の良さを語ることです。
不動産会社さんも調査をしてあなたの不動産の良さを探しますが、あなたがすでに知っていることは積極的に伝えるべきです。
あなたの不動産の特徴を詳しく把握してもらえれば、購入希望の方に良さを語ってくれます。
そして、あなたの代理人として紹介してもらえるような信頼関係はとても大切です。
購入後のイメージを描きやすい情報を提供する
パートナーとなる不動産会社さんにあなたの不動産の良さを伝えることをお話ししました。
「あなたの不動産の良さを伝える」って、具体的に何を伝えればよいのでしょうか。
不動産の概要(住所、最寄りからの距離、築年数、広さ、間取り、構造など)は当然ですが、これは調査をすればある程度わかります。
あなたに一番伝えて欲しいことは、あなたの不動産を購入すると「どんな恩恵を受けられるか」です。
例えば
- 駅まで横断歩道なしで行けストレスが少ない
- このバスを使うと座ってどこどこまで行けて便利
- 数年前にリフォームしたお風呂が快適
- アフターサービスがあと何年あって継承できる
- 南向きの自慢のリビングでよくホームパーティをしている
- 24時間ゴミが出せて便利
- 近所にこんなおすすめのお店がある
などなど、あげればキリがないくらいお伝えできることはたくさんあると思います。
不動産のことを一番理解しているのは他の誰よりもあなたです。詳しく正確に不動産の特徴を伝えましょう。
このような、購入後のイメージを描きやすい情報を提供できれば、あなたの不動産を購入すればこんなことができると購買意欲も高まります。
あなたの不動産の購入ターゲットについても不動産会社さんと打ち合わせしておけば、よりターゲットに響きやすい紹介ができるのではないでしょうか。
内見のときに購入希望の方の心をつかむ
販売図面といった紙面上でいいなぁと思ってもらえても、現物を見てもらわないと契約できません。
内見は契約までの関門のひとつです。内見の際はおもてなしの心をもって対応しましょう。
この内見の印象がよくないと残念ながら契約には至りません。
内見のときに、現物を見てもらいながら、購入希望の方に「あなたの不動産を購入するとどんな恩恵が受けられるか」をプレゼンテーションしていきましょう。
いかがでしたでしょうか。高く売却したいあなたと、少しでも安く買いたい購入希望の方。
あなたの希望条件で売却するには、相手に「この不動産はお買い得」「自分に合っている条件」と思ってもらうことです。