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自宅を購入し、マイホームで楽しく暮らしていたとき、突然でた転勤の辞令。

まさかの…

……転勤!

せっかく購入した持ち家の不動産はどうしたらよいのでしょう。

  1. そのまま空家にしておく

  2. 賃貸する

  3. 売却する

主な候補としてはこの3つではないでしょうか。

転勤期間が短い場合は、空家にして戻ってきてまた暮らすこともできますが、

転勤期間が長かったり、期間が明確でない場合は「賃貸する」か「売却する」を選択される方が多いです。

 

「賃貸する」場合は、家賃収入を得ることができます。

賃貸需要のある立地や住宅ローンの返済金額より賃料収入の方が大きければ賃貸という選択肢もありですね。

「売却する」場合は、管理費や修繕積立金などの維持費の支払いがなくなります。

そして、売却代金が入ります。


所有されている不動産の特長やあなたの状況に応じて、どちらがよいのかは異なりますので、簡単にみていきましょう。

賃貸に向いているケース

  • 長短にかかわらずいつかは今お住まいの地域に戻ってくる可能性が高い
  • 不動産の立地が人気のエリアや利便性のよいエリアで賃貸需要がある

売却に向いているケース

  • 今お住まいの地域に戻ってくる可能性が低い
  • 不動産の立地が都心部でなく、賃貸需要があまり見込めない

それでは、転勤で不動産を売却するときのコツをお話ししましょう。

転勤までの期間が短いとき

転勤まで期間がなく、できるだけ早く売却したいときは不動産会社さんがやっている買取制度を利用する方法もあります。

同じ都道府県内や近隣の都道府県への転勤であれば、売買契約や決済などのために出向くことができますが、

遠い都道府県への転勤の場合は出向くことが大変になります。

買取制度とは、不動産会社さんが直接あなたの不動産を買い取ってくれる制度です。

  • 仲介が入らないので仲介手数料がかからない。
  • 瑕疵担保責任がない。
  • 決済までの期間が短い

といった良い点があります。

とはいえ、不動産会社さんがやっている買取制度を利用すると相場の7~8割程度の価格になるケースが一般的です。

あなたの不動産の特長とあなたの状況に応じて検討しましょう。

 

売却額がローン残債より低いとき

売却価格より住宅ローン残高の方が大きいときは、自己資金を投入してローンを完済する必要があります。

抵当権を抹消できないと買い手があがらないからです。

(ローンが残っていても売れるの?→はこちらでおさらいしましょう。)

自己資金を投入できないときは、買替えローン(住替えローン)の利用を検討します。

買替えローン(住替えローン)は、新居の購入代金と諸費用に加え、売却不動産の残債も一括して借りられるローンです。

買替えローン(住替えローン)を利用するときは、資金計画をきちんと立て、無理のない返済計画をたてて利用しましょう。

 

 


転勤の辞令は急にでることは珍しくありません。

急な環境の変化の中、不動産を売却することは心身ともにパワーを使う行為です。

信頼できるパートナー(不動産会社さん)とよりあなたにあった賢い選択をして、新天地でさらなる活躍をできるよう頑張ってください♪